弊社の生産する『備南千両茄子』は昭和44年に児島湾干拓第七区で栽培が始まり、干拓地の土壌が茄子の栽培に適していた事から高品質の茄子が生産されて参りました。以来、石油ショックや資材の高騰などの逆風に晒されながらも半世紀近くにわたり栽培が続けられてきており、岡山県の野菜重要品目にも数えられえております。弊社も元々は茄子農家の一軒として栽培を開始し、全量をJAを通じて市場に出荷しておりましたが、生産費の高騰や出荷経費の無駄が多く、段々と利益率が低下してきていることから自社で生産したものは出来るだけ自社で販売する、と言う理念の下に販路の拡大に努めて参りました。現在では30数社とのお取引を頂いております。
当地区における栽培の当初より高品質茄子を生産するために努力を重ねてまいりましたが、「呼び名」としての備南千両茄子は定着していたもののそれ以上には進展しておらず、少しでも有利販売につなげ、生産の安定化を図る為に平成17年に弊社にて商標登録を行ないました。(商標登録第4879900号)