備南千両茄子®

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備南千両なすについて。

弊社の生産する『備南千両茄子』は昭和44年に児島湾干拓第七区で栽培が始まり、干拓地の土壌が茄子の栽培に適していた事から高品質の茄子が生産されて参りました。以来、石油ショックや資材の高騰などの逆風に晒されながらも半世紀近くにわたり栽培が続けられてきており、岡山県の野菜重要品目にも数えられえております。弊社も元々は茄子農家の一軒として栽培を開始し、全量をJAを通じて市場に出荷しておりましたが、生産費の高騰や出荷経費の無駄が多く、段々と利益率が低下してきていることから自社で生産したものは出来るだけ自社で販売する、と言う理念の下に販路の拡大に努めて参りました。現在では30数社とのお取引を頂いております。

商標登録 備南千両茄子。

当地区における栽培の当初より高品質茄子を生産するために努力を重ねてまいりましたが、「呼び名」としての備南千両茄子は定着していたもののそれ以上には進展しておらず、少しでも有利販売につなげ、生産の安定化を図る為に平成17年に弊社にて商標登録を行ないました。(商標登録第4879900号)

備南千両茄子®ができるまで

水張り⇔水抜き
7月10~20日ごろ
茄子と同じく、1年間、パプリカの木に病気など寄せ付けない
しっかりとした土壌作りの基礎です。
充分に水を張り、土に溜まった余分な物を洗い流すため、およそ2週間、繰り返します。
太陽熱消毒
7月20~8月5日ごろ夏の最も暑い時期、7月下旬~8月上旬にハウスを完全密閉して、自然の太陽熱で消毒です。土中温度を50℃近くにし、土壌病原菌を退治します。
堆肥
8月5~10日ごろ
土壌中の腐食成分を補い、健全な根の環境を保つ為完熟堆肥を施用します。弊社では10a当り5~6トンをすきこんでいます。
耕運
8月10~15日ごろ
苗の移植時期を目安にして8月のお盆前に元肥を施し、肥料がむらにならないよう、充分に耕していきます。
畦作り
8月15日ごろ耕し終わったら、畦の中心となるところにラインを引き、定植の為の畦立てを行います。
定植準備
8月20日ごろ
苗が到着したら、各ハウスに所定の本数の苗を運びます。
苗の移植
8月20日ごろ~
いよいよ定植が始まりました。
従業員総がかりで定植作業を行います。
通常、畦の中心に植えるのですが、弊社では作業性の利便性の面から畦の両肩に2条植えにしています。
定植するだけ、すぐに十分な潅水を行ないます。
もみ殻
8月22~25日頃
真夏のこの時期は地温が凄く高くなるので根痛み防止の為、籾殻をたっぷりと敷き詰めて地温の上昇を抑えて早期活着を促します。
手灌水
8月20~30日ごろ
定植当初jは根の範囲が限られているので手潅水を行ないます。苗の活着がそろうように7~10日間の間実施し、その間に自動潅水の準備をして切り替えていきます。
支柱の固定
8月22~25日ごろ
苗が活着するとぐんぐん大きくなってくるので倒れないように支えの支柱をします。
専用の器具とテープで一本づつ固定していきます。
9月1日ごろ~~~
この時期の成長は目を見張るものがあります。3日で葉が一枚ぐらいの勢いで伸びていきます。倒れないように誘引していきます。
授粉
9月1日ごろ~~~
約10ヶ月の間、花一つ一つに授粉と収穫を繰り返します。
余分な枝や葉をまびいて、しっかりとした備南千両茄子を育てます。
収穫
9月下旬ごろ~6月末
高品質の茄子を作る為に、毎朝一番から収穫をします。
みずみずしくて高品質の備南千両茄子を食卓にお届けする為の欠かせない作業です。